湯灌の流れ
湯灌の儀・納棺の儀
湯灌の儀式には、亡くなられた方が来世に導かれるために現世の汚れを洗い清めるという意味があります。
また、赤ちゃんが生まれたとき産湯につかるように、『新たに来世で生まれ変わって欲しい』という願いもこめられています。
納棺は湯灌の後、係の者がお手伝いさせていただきながら遺族・近親者が中心となって執り行います。
こちらのページでは、湯灌の儀から納棺の儀までの流れをご説明いたします。
湯灌の儀
移動専用車でお宅の玄関に到着します。
儀式係2~3名がお伺いします。
洗浄槽などを室内へ搬入し、衣服を脱がせやすくするために硬直をときます。
含み綿の交換と傷のお手当を行います。
お肌を見せることなく、バスタオイルをかけたご遺体を洗浄槽まで移動します。
セレモニースタッフによる儀式の口上の後、ご家族の方々と心をひとつにして厳粛なお清めの儀式が始まります。
ご家族の方々に交替で足元から胸元までお清めの水をかけていただきます。
左足から右足へと逆さの作法に従って全身をシャワーを使用して洗い清めていきます。
シャンプーを使って髪を洗い、顔剃りをすませ、やさしく顔をお拭きします。
全身を洗い清めたご遺体を布団に移し、白いお着物(ご希望によりご愛用のお洋服)を、お着せしたあと、髪をセットし、化粧を施します。
つつがなく湯灌の儀式が終了した後、湯灌に使用したお湯はすべて専用の排水タンクに引き込みます。
納棺の儀
湯灌の後、身内の方で旅支度(手甲、脚絆、足袋、六文銭、頭陀袋、数珠)をしていただき、納棺は係の者がお手伝いさせていただきながら遺族・近親者が中心となって執り行います。
棺の中に故人様を安置し、お顔の周囲を整えます。
故人様が生前より愛用されていた品々を納め、最後にお身内の方々でふたを閉めていただきます。